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オフィスレイアウト変更の手順とは?費用や業者選びのコツまで解説

オフィスレイアウト変更の手順とは?費用や業者選びのコツまで解説

オフィスのレイアウト変更とは、単にデスクの配置を変えるだけでなく、働きやすさを向上させ、企業の成長を促進する重要な経営戦略です。

本記事では、オフィスレイアウト変更を成功させるための具体的な手順や目的別のメリット、業者選びのポイントを解説します。

さらに、気になる費用の内訳や相場、コストを抑えるコツまで網羅的に紹介するため、計画から実行までの一連の流れを理解できます。


オフィスレイアウトを変更する3つのメリット

オフィスレイアウトの変更をする理由は、単なる物理的な配置換えにとどまりません。

その効果は多岐にわたり、企業活動に多くのメリットをもたらします。


動線の改善による業務効率化、部署間の交流を促すことによる新たなアイデアの創出、そして働きやすい環境がもたらす従業員満足度の向上など、戦略的なレイアウト変更は組織全体のパフォーマンスを底上げする可能性を秘めています。

これらのメリットを理解することが、効果的な改善計画の第一歩です。


メリット1:業務効率と生産性の向上につながる

機能的なオフィスレイアウトは、業務効率と生産性の向上に直結します。

例えば、関連部署を隣接させることで、情報共有や連携がスムーズになり、業務の無駄を削減できます。

また、個人の集中作業を妨げないように、執務スペースとコミュニケーションエリアを明確に分けることも有効です。


一人ひとりが集中できる環境と、チームで協力しやすい環境を両立させることで、従業員は自身の業務に没頭しやすくなり、結果として組織全体の生産性が高まります。


メリット2:社内コミュニケーションが活発になる

オフィスレイアウトの工夫は、社内コミュニケーションの活性化に大きく貢献します。

偶発的な会話や出会いを促すマグネットスペースとして、リフレッシュエリアやカフェスペースを設けるのが効果的です。


こうした空間では、部署や役職の垣根を越えた自然な交流が生まれ、新たなアイデアやイノベーションのきっかけが生まれることも少なくありません。

風通しの良い職場環境は、情報共有を円滑にし、組織の一体感を醸成する上でも重要な役割を果たします。


メリット3:企業イメージの向上と従業員満足度アップに貢献する

デザイン性の高いオフィスは、来訪者に対して先進的で魅力的な企業イメージを与えます。

これは、採用活動において優秀な人材を引きつける強力な武器になります。

同時に、従業員が快適で誇りを持って働ける環境は、エンゲージメントや満足度の向上に不可欠です。


働きやすい会社であることは、社員の定着率を高め、長期的な企業の成長を支える基盤となります。

オフィスは、企業の理念や価値観を社内外に発信する重要なメディアでもあるのです。


オフィスレイアウト変更を成功に導く7つのステップ

オフィスレイアウトの変更は、思いつきで進めるのではなく、計画的に段階を踏んで実行することが成功の鍵です。

この一連の進め方には、目的設定から業者選定、施工、移転まで、複数のステップが存在します。

各ステップでやるべきことを明確にし、着実に実行していく方法を取ることで、理想のオフィス空間を実現できます。


ここでは、具体的なステップを順に解説します。


ステップ1:プロジェクトチームを立ち上げ目的を明確にする

最初に、レイアウト変更を推進する専門のプロジェクトチームを立ち上げます。

総務、人事、情報システム、各事業部門の代表者など、さまざまな部署からメンバーを集めることで、多角的な視点を取り入れられます。

チームを結成したら、最も重要な「何のためにレイアウトを変更するのか」という目的を明確に定義します。


この変更の目的が「コミュニケーションの活性化」なのか、「生産性の向上」なのかによって、その後の計画が大きく変わるため、プロジェクトの根幹となる重要な工程です。


ステップ2:現状の課題を洗い出し社員の意見をヒアリングする

次に、現在のオフィスが抱える課題を具体的に洗い出します。

会議室が不足している、収納スペースが足りない、動線が悪く移動に時間がかかるなど、物理的な問題点をリストアップします。

同時に、アンケート調査やヒアリングを実施し、実際に働く社員の意見を収集することが不可欠です。


現場の声をまとめた資料は、新しいレイアウトを検討する上での貴重な判断材料となり、社員の満足度を高めるオフィス作りに繋がります。


ステップ3:新しいオフィスのコンセプトとレイアウト案を固める

洗い出した課題と社員の意見をもとに、新しいオフィスのコンセプトを策定します。

例えば、「創造性を刺激するコラボレーション空間」や「集中とリラックスを両立するワークプレイス」といった、目指すべきオフィスの姿を言語化します。

このコンセプトに基づいて、具体的なゾーニング(エリア分け)や動線計画を盛り込んだレイアウト案を作成します。


複数の案を比較検討し、最も目的に合致するプランへと絞り込んでいきます。


ステップ4:複数の業者を比較検討し見積もりを依頼する

コンセプトとレイアウトの方向性が固まったら、オフィスデザインや内装工事を専門とする複数の業者に声をかけ、提案と見積もりを依頼します。

この段階では、1社に絞らずに複数の業者から話を聞く「相見積もり」が重要です。

各社の提案内容、デザイン、実績、そして費用を比較検討することで、自社のプロジェクトに最適なパートナーを見つけられます。


依頼する際は、これまでのステップで固めた目的やコンセプトを正確に伝えることが、精度の高い提案を引き出すポイントです。


ステップ5:全体のスケジュール計画を具体的に立てる

依頼する業者が決まったら、担当者と協力してプロジェクト全体の詳細なスケジュールを作成します。

この計画には、設計期間、内装工事の期間、オフィス家具の発注と納期、電話やLANなどのインフラ工事、そして引越し作業の日程まで、すべての工程を盛り込みます。

各工程の所要時間を正確に見積もり、無理のないスケジュールを組むことが重要です。


特に、業務への影響を最小限に抑えるための移転計画は慎重に立てる必要があります。


ステップ6:業者と契約を締結し施工準備に入る

最終的な設計プランと見積もり内容、スケジュールに合意したら、業者と正式に工事請負契約を締結します。

契約書の内容は、金額や支払い条件、工期、保証の範囲などを細かく確認し、不明な点がないようにしましょう。

契約後は、施工に向けて具体的な準備を開始します。


ビル管理会社への工事申請や、消防署への届け出など、必要な手続きを進めます。

また、社員に対しては、工事期間や移転に関する詳細な案内を行い、協力を求めます。


ステップ7:レイアウト変更工事と移転作業を実施する

計画に基づいて、内装工事が開始されます。

工事期間中は、プロジェクトチームが定期的に現場を訪れ、進捗状況や施工品質を確認することが望ましいです。

工事が完了したら、オフィス家具の搬入と設置、インフラの接続設定などを行います。


全ての準備が整った後、計画に沿って移転作業を実施します。

業務時間中への影響を避けるため、休日や夜間を利用して作業を進めるのが一般的です。

移転後は、社員がスムーズに新しい環境で業務を開始できるようサポートします。


失敗しない!オフィスレイアウト変更の業者選び3つのポイント

オフィスレイアウト変更の成否は、パートナーとなる業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。

デザイン力や施工品質はもちろん、自社の課題を深く理解し、解決策を提案してくれる信頼できる業者を見つけることが重要です。

コクヨのような大手から専門性の高いデザイン事務所まで選択肢は多様ですが、依頼先を決定する際には、これから紹介する3つのポイントを基準に比較検討することをおすすめします。


ポイント1:豊富な施工実績とデザイン提案力があるか

業者選びでまず確認すべきは、過去の施工実績です。

企業のホームページに掲載されている施工事例をチェックし、自社が目指すオフィスのイメージに近い実績があるかを確認しましょう。

特に、同業種や同規模の企業のオフィスを手がけた経験があれば、業界特有の働き方や課題への理解が期待できます。


また、単に見た目が美しいだけでなく、機能性や動線計画まで考慮されたデザインを提案できるかどうかも重要な判断基準です。

コンセプトに基づいた説得力のあるデザイン提案力を持つ業者を選びましょう。


ポイント2:課題解決に向けたヒアリングと提案をしてくれるか

優れた業者は、一方的にデザインを押し付けるのではなく、まず顧客の課題を深く理解しようと努めます。

初期の打ち合わせやメールでのやり取りの段階で、現状のオフィスの問題点やレイアウト変更の目的について、丁寧にヒアリングしてくれるかを見極めましょう。

その上で、こちらの要望を踏まえつつ、プロの視点から課題解決に繋がる具体的な提案をしてくれる業者は信頼できます。


コミュニケーションが円滑で、二人三脚でプロジェクトを進めていけるパートナーを選ぶことが成功への近道です。


ポイント3:見積もりの内容が明確で予算内に収まるか

見積書の内容が明確であることは、信頼できる業者を見分ける重要なポイントです。

項目が「内装工事一式」のようにまとめられているのではなく、仮設工事、内装仕上げ、電気工事など、何にいくらかかるのかが詳細に記載されているかを確認しましょう。

また、見積もりに消防法などの法規対応に関する費用が含まれているかもチェックが必要です。


複数の業者から見積もりを取り、提示された金額が予算内に収まるか、また内容が適正であるかを慎重に比較検討することが大切です。


オフィスレイアウト変更にかかる費用の内訳と相場

オフィスレイアウト変更を計画する上で、費用は最も重要な要素の一つです。

予算を立てるためには、どのような項目にコストが発生するのかを把握し、おおよその相場を知っておく必要があります。

費用はオフィスの規模や工事内容によって大きく変動しますが、事前に内訳と目安を理解しておくことで、業者との交渉や資金計画をスムーズに進めることができます。


ここでは、費用に関する基本的な知識から、コストを抑えるコツまで解説します。


レイアウト変更で発生する主な費用項目

オフィスレイアウト変更には、さまざまな費用が発生します。

主な項目としては、新しいレイアウトを設計するための「設計・デザイン費」、壁や床、天井などを工事する「内装工事費」、デスクや椅子などを購入する「オフィス家具・什器費」が挙げられます。

また、電話やLANなどの配線を見直す「インフラ工事費」、現在のオフィスから移転するための「引越し・移転作業費」、そして賃貸物件の場合は退去時に必要な「原状回復工事費」も考慮に入れる必要があります。


家と同様に、見えない部分にも費用がかかることを念頭に置きましょう。


【人数別】オフィスレイアウト変更の費用相場の目安

オフィスレイアウト変更の費用は、従業員数や面積(坪数)によって大きく変動します。

あくまで一般的な目安ですが、坪単価で10万円~30万円程度が相場とされています。

例えば、従業員20名程度の小規模オフィス(約30坪)であれば300万円~900万円、従業員約43名の中規模オフィス(約100坪)であれば1,000万円~3,000万円程度が一つの目安となります。


ただし、導入する家具のグレードや工事の範囲によって費用は大きく変わるため、複数の業者から見積もりを取得して比較することが不可欠です。


コストをできるだけ抑えるための4つのコツ

レイアウト変更の費用を抑えるためには、4つのコツがあります。

1つ目は、既存のオフィス家具を可能な限り再利用することです。

クリーニングや再塗装で新品同様になる場合もあります。

2つ目は、パーテーション工事を減らし、オープンな空間設計にすることです。


これにより、工事費だけでなく将来のレイアウト変更にも柔軟に対応できます。

3つ目は、リースやレンタルサービスを活用し、初期費用を抑える方法です。

4つ目は、国や自治体が提供する補助金や助成金を活用することです。

対象となる制度がないか事前に確認しましょう。


【目的別】おしゃれで機能的なオフィスレイアウトの成功事例

具体的なオフィスレイアウトの事例を見ることは、自社のオフィスづくりのヒントを得る上で非常に有効です。

近年では、Facebook(現Meta社)に代表されるような、企業の文化や働き方を体現した独創的なオフィスが増えています。

ここでは、「コミュニケーション活性化」「集中と交流の両立」「企業ブランディング」という3つの目的別に、おしゃれで機能的なオフィスレイアウトの成功事例を紹介し、そのポイントを解説します。


事例1:コミュニケーション活性化を促すフリーアドレスの導入

部署間の壁を取り払い、コミュニケーションの活性化を図る目的でフリーアドレスを導入する企業が増えています。

固定席をなくし、社員がその日の業務内容や気分に合わせて自由に働く場所を選べる制度です。

これにより、普段接点のない社員同士が隣り合わせになり、偶発的な会話から新しいアイデアが生まれる効果が期待できます。


部門間の情報共有がスムーズになり、組織としての新しいコミュニケーションラインが形成されるなど、組織全体の連携強化につながった事例が多く報告されています。


事例2:集中と交流を両立させるハイブリッド型レイアウト

全席をフリーアドレスにするのではなく、集中して作業したい人のための個別ブースと、チームで活発に議論できるコラボレーションエリアを併設するハイブリッド型のレイアウトも人気です。

この形式は、ABW(Activity Based Working)という考え方に基づき、業務内容に合わせて最適な場所を社員自身が選択できます。

導入にあたっては、自社の働き方を分析し、どのようなスペースがどれくらい必要かを事前にシミュレーションすることが成功の鍵です。


これにより、個人の生産性とチームの創造性を両立させることができます。


事例3:企業の価値観を表現するブランディング重視のオフィス

オフィス空間全体で企業の理念や価値観を表現し、ブランディングを強化する事例です。

エントランスや会議室にコーポレートカラーやロゴを大胆に取り入れたり、自社製品やサービスを展示するスペースを設けたりすることで、来訪者に企業文化を強く印象付けます。


また、社員が自社に誇りを持ち、エンゲージメントを高める効果も期待できます。

受付システムに専用アプリを導入するなど、テクノロジーを活用して先進性をアピールする企業も見られます。


オフィスレイアウト変更に関するよくある質問

オフィスレイアウト変更を検討する際に、多くの担当者が抱く共通の疑問があります。

ここでは、特に頻繁に寄せられる質問とその回答をまとめました。

計画を具体的に進める前の情報収集として、ぜひ参考にしてください。


Q. 小規模なオフィスでもレイアウト変更は依頼できますか?

はい、依頼可能です。

多くのオフィスデザイン会社や内装工事業者は、企業の規模に関わらず対応しています。

中には、小規模オフィスやスタートアップ企業を専門に手がける業者も存在します。


数名規模のオフィスでも、空間を有効活用するためのプロの提案は非常に有効ですので、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。


Q. レイアウト変更の計画から完了まで、どれくらいの期間がかかりますか?

オフィスの規模や工事内容によって期間は大きく異なりますが、一般的には半年程度が目安とされています。小規模なオフィス移転であれば約6ヶ月、大規模なオフィス移転では約1年かかる場合もあります。内訳としては、計画・設計に1〜2ヶ月、業者選定と契約に1ヶ月、内装工事に1〜2ヶ月、移転作業に数日〜1週間程度かかります。余裕を持ったスケジュールを組むことが、プロジェクトをスムーズに進める上で重要です。


Q. 自分でレイアウト案を作成できる無料のツールはありますか?

はい、あります。

専門知識がなくても、Webブラウザ上やダウンロードして使える無料のオフィスレイアウト作成ツールが提供されています。

こうしたツールを使えば、実際のオフィス家具のサイズを反映させながら、簡単にレイアウトのシミュレーションが可能です。


業者に依頼する前に、社内でイメージを共有するためのたたき台として活用すると便利です。


まとめ

オフィスレイアウトの変更は、業務効率の向上、社内コミュニケーションの活性化、企業イメージの向上といった多くのメリットをもたらす重要な投資です。

成功のためには、目的の明確化から始まり、現状分析、コンセプト策定、信頼できる業者選定、そして計画的な施工・移転という一連のステップを丁寧に進める必要があります。

本記事で解説した手順や費用相場、業者選びのポイントを参考に、自社に最適なオフィス環境の実現を目指してください。

※本記事の情報は2026年7月時点のものです。法改正や解釈の変更等により、内容が最新と異なる場合があります。掲載内容の利用によって生じたトラブルや損害について、当社は一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

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この記事の著者

澁澤倉庫のtribox 営業担当者

澁澤倉庫入社11年目。文書業務担当2年目。文書管理について1から勉強するうえで、役に立つ情報を発信中!

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